【箱根駅伝】祖父の期待に応えた法大64年ぶり区間賞の5区青木涼真

スポーツ報知
小田原中継所を勢いよく飛び出す法大5区・青木涼真

◆報知新聞社後援 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107.5キロ)

 法大は青木涼真(2年)が5区では同大学64年ぶりの区間賞となる1時間11分44秒の快走を見せ、5位で往路をゴール。箱根駅伝好きで応援に駆けつけた祖父・柿沼惣市さん(74)に最高の姿を届けた。「信じられないです。ここまで伸びるとはね。大きな大会踏んでいるから、あれかなーと思ったけど。ここまでは考えていなかった」と笑顔で孫をたたえた。

 柿沼さんはレース前の孫に「無理しないで、いつものペースで山を駆け上がれ。がんばれ!」とラインを送った。その言葉に応えるように、青木は14位でたすきを受けると、圧巻の9人抜き。05年の今井正人(順大)の11人に続き、04年の鐘ケ江幸治(筑波大、日本学生選抜)の9人に並ぶ大記録を打ち立てた。

 青木はレース後の取材対応を終えると、真っ先に家族のところへ向かい、抱き合った。柿沼さんは、大東大時代に箱根駅伝5区4年連続区間賞を取った、大久保初男さんが現役の時からずっと箱根駅伝が大好きだという。そんな大好きな舞台での愛する孫の活躍は一生忘れられないだろう。2年生・青木の今後の更なる飛躍を祖父も楽しみにしている。

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