【箱根駅伝】順大、5区の山田が7人抜き快走で8位に滑り込み

スポーツ報知
タスキをつなぐ順大2区・塩尻(左)

◆報知新聞社後援 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107.5キロ)

 伝統の青いユニホームが悔しさにまみれた。往路を8位で終えた順大の長門俊介駅伝監督(33)は「適材適所のセオリーを崩したことが敗因」と肩を落とした。

 前回4区区間賞の栃木を1区、リオ五輪3000メートル障害代表の塩尻を2区に起用する積極策も、ともに区間10位と不発だった。トップで集団を引っ張りながら、右太もも裏がつりそうになり失速した栃木は「塩尻を生かす走りができなかった」と主将の責任を痛感。それでも「救世主になってくれ」とスタート前に鼓舞した5区の山田が区間4位の快走で7人抜き。3年連続シード権獲得へ「それぞれがしっかり仕事してくれれば」と指揮官。伝統校の底力が試される。

スポーツ

×