【箱根駅伝】復路の全区間変更一覧…東海大は8区に館沢投入、神奈川大は4人を変更

スポーツ報知

 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走は2、3日、東京・千代田区大手町の読売新聞社前~神奈川・箱根町の芦ノ湖を往復する10区間217・1キロで開催。3日の復路で当日変更される選手が発表された。

 往路を制した東洋大は10区に主将の小笹椋(3年)を起用。チームスローガンの「その1秒をけずりだせ」を体現する魂の走りで4年ぶりの総合優勝を狙う。

 往路優勝の東洋大を36秒差で追う2位の青学大は、8区に満を持して、マラソン10代日本最高記録(2時間11分34秒)保持者の下田裕太(4年)を投入した。7区は好調の林奎介(3年)。最終10区は故障の吉永竜聖主将(4年)に代え、橋間貴弥(3年)を抜てきした。総力戦で大会史上6校目の4連覇を目指す。

 出雲駅伝(10月9日)を優勝したが、長丁場の箱根駅伝往路では9位と伸び悩んだ東海大は8区に昨年の日本選手権1500メートル優勝のスピードランナー館沢亨次(2年)を投入し、上位を狙う。

 前哨戦の全日本大学駅伝(11月5日)を制しながら、箱根駅伝では往路15位と大苦戦した神奈川大は復路では最大の4人を交代し、巻き返しを図る。

 東京国際大は実業団を経て入学した30歳のオールドルーキー渡辺和也は7区に出場する。

 箱根駅伝は例年、12月10日に16人を選手登録。同29日に1区~10区と補欠6人を登録する。往路(2日)、復路(3日)ともにスタート(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能。ただ、変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで区間変更はできない。交代は往復路合わせて4人まで。主力選手を補欠登録し、勝負区間に投入するなど戦術的な理由による変更が可能。各校の駆け引きや当日変更のドラマも見所のひとつとなっている。

 復路の当日変更で出場する選手は以下の通り(カッコ内は変更で出場しない選手、丸数字は往路順位)。

 〈1〉東洋大 10区・小笹椋(中村拳梧)

 〈2〉青学大 7区・林奎介(神林勇太)、8区・下田裕太(山田滉介)、10区・橋間貴弥(吉永竜聖)

 〈3〉早大 8区・大木皓太(吉田匠)、9区・清水歓太(宍倉健浩)、10区・谷口耕一郎(河合祐哉)

 〈4〉拓大 7区・石川佳樹(長田悠太郎)

 〈5〉法大 6区・佐藤敏也(坪井慧)、9区・磯田和也(東福龍太郎)

 〈6〉城西大 7区・山本竜也(菅原伊織)

 〈7〉日体大 10区・中川翔太(重松尚志)

 〈8〉順大 8区・野田一輝(金原弘直)

 〈9〉東海大 8区・館沢亨次(郡司陽大)

 〈10〉中大 なし

 〈11〉中央学院大 10区・藤田大智(城田航)

 〈12〉帝京大 6区・横井裕仁(田村岳士)、7区・佐藤諒太(星岳)

 〈13〉駒大 8区・白頭徹也(小原拓未)、10区・伊勢翔吾(伊藤颯汰)

 〈14〉国学院大 8区・松永拓馬(渡辺貴)、10区・江島崚太(中山貴裕)

 〈15〉神奈川大 7区・大川一成(多和田涼介)、8区・秋沢啓尚(西田秀人)、9区・大野日暉(北崎拓矢)、10区・枝村高輔(鈴木祐希)

 〈16〉山梨学院大 なし

 〈17〉大東大 10区・三ツ星翔(原法利)

 〈18〉国士舘大 6区・高田直也(工藤海良)、8区・守屋太貴(福田有馬)、10区・戸沢奨(石川智康)

 〈19〉東京国際大 7区・渡辺和也(山田大地)、8区・佐伯涼(堤完一)

 〈20〉上武大 7区・関佑斗(井上弘也)、8区・石井僚(佐藤駿也)

 関東学生連合 なし

スポーツ

×