【箱根駅伝】青学大・下田、3年連続8区区間賞「勝負を決められるというのを示せた3年間」

スポーツ報知
トップで9区の近藤修一郎にタスキを渡す青学大8区の下田裕太

◆報知新聞社後援 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 青学大は8区の下田裕太(4年)が3年連続8区区間賞の力走で、史上6校目の4年連続総合優勝へまた一歩近づいた。

 平塚中継所で2位・東洋大に3分27秒の差をつけてたすきを受けた下田は、1997年に山梨学院大・古田哲弘が記録した1時間4分5秒の区間記録には及ばなかったが、1時間4分46秒とトップで戸塚中継所に入った。2位・東洋大との差は6分15秒に開いた。

 下田は「状態のいい中で臨めて区間新というのもあったけれど、向かい風が強くて最後はペースダウンしてしまった。湘南海岸を走っているときはいいペースで行けていたが、(その後)風が一気に吹いてきて『ちょっとこれはきついかもな』と思った。それでも、自分の今のベストは出せたかなと思う」と話した。

 8区での区間賞は3年連続の獲得。下田は「8区という区間だけれど、8区でも勝負を決められるというのをひとつ示せた3年間だったかなと思う」と負け知らずの学生生活を振り返っていた。

 往路では優勝の東洋大から36秒差の2位でゴールした青学大は、復路の6区・小野田勇次(3年)が区間記録にあと2秒の快走。7区の林奎介(3年)が区間新記録、そして下田も区間賞と3区連続で区間賞の走りで東洋大を逆転し、大きく差を広げている。

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