伝説的格闘家・中井祐樹氏が柔道の女子日本代表に寝技の特訓「新しい技術をつくってほしい」

スポーツ報知

 柔道の女子日本代表が8日、都内で強化合宿を公開した。昨年に引き続き、日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹会長(46)を講師に招き、寝技の特訓を行った。

 中井氏は90年代から2000年代の日本の総合格闘技界を牽引し、あのヒクソン・グレイシーらとも対戦経験がある、伝説的な格闘家だ。激闘の中で右目を失明したという壮絶な過去も持ち、現在はブラジリアン柔術の第一人者として後進の指導にあたっている。

 今回、選手たちには事前に、どういう技術を学びたいかというアンケートを実施。それにのっとり〈1〉亀(防御体勢)になられたときの攻略法〈2〉足を複雑に絡められたときの外し方〈3〉立ち技から寝技への移行のコツ―という3点を軸に熱血指導した。“アナコンダチョーク”など、多くの技を実演した。

 指導を終えた中井氏は、昨年の柔道の国際大会などの映像もチェックしていることを明かした上で「よい寝技を使って勝っている。前より理解力が高まっている。選手たちのそしゃく力はハンパない」と代表クラスの能力を絶賛。「まだ何人かは苦手意識があるが、寝技はクリエイティブで楽しいもの。もっとクリエイティブであってほしい。自信を持って、新しい技術をつくってほしい」とエールを送っていた。

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