箱根V4青学大始動 原監督「放牧」もVメンバー30キロ走り込む

スポーツ報知
新チームとして始動した青学大メンバーと原監督(右端)

 箱根駅伝(2、3日)で4連覇を果たした青学大の新チームが10日、相模原市のキャンパスで新チームとして始動。原晋監督(50)は「1月中は“放牧”だよ。パカパカと気持ちよく自分のペースで走ればいい」とのんびりと話したが、それでも、3年生以下のVメンバーは約30キロを走り込んだ。

 寒風吹きすさぶ中、2区区間賞の森田歩希(3年)や6区区間賞の小野田勇次(3年)らは各自のペースでジョギング。東京・町田市の選手寮から相模原キャンパスまでの往復約10キロに加え、クロスカントリーコースを約20キロ軽快に走った。7区で区間新記録を樹立し、東京マラソン(2月25日)挑戦を予定していた林奎介(3年)について原監督は「3年間継続して練習を積めていたわけではないし、無理させない」と疲労回復を最優先にし、出場は見送る意向を明かした。

 一方、チーム11番手で補欠に甘んじた吉田祐也(2年)は14日の熊本・奥球磨ロードレースのハーフマラソンにエントリー。この日も、ともに参戦予定の山田滉介(3年)とスピード練習を行った。64分切りを目標にしており、「来年の箱根では8区を走りたい」と下田裕太(4年)の後継者に立候補。「青学大は4年連続で8区区間賞を獲得しており、優勝の原動力となっています。来年は僕が8区を走って5連覇の決定打になりたい」と早くも1年後を見据えていた。

 王者・青学大は、VメンバーもVメンバーになれなかった選手も史上3校目のV5に向けて走り始めた。

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