山梨学院大、箱根リベンジに向け「脱・優等生のススメ」

スポーツ報知
朝練習の坂道ダッシュで汗をかく山梨学院大陸上部員

 2、3日に行われた箱根駅伝で過去ワーストの総合18位に終わった山梨学院大陸上部が9日に始動した。この日が59歳の誕生日だった上田誠仁監督は「自分で限界を決めずに動く勢いをチームに作って行きたい」と出直しを宣言した。

 悔しさの中から一歩を踏み出した。午前6時から行われた朝練習に顔をそろえた部員に指揮官が切り出したのは「脱・優等生のススメ」。32年連続で出場した箱根駅伝で昨年を下回った結果に「(箱根では)頭の中で悪い想定ばかりしてレースを難しくしていた」と反省。出場6選手が初出場だったことに触れ、「経験値が少ないが、だからこそ思いきり良くやりたい。いい練習でなく、強くなる練習をしよう」と呼びかけた。

 前日まで帰省していた部員たちはさっそく坂道ダッシュなどで白い息を吐きながら体を動かした。上田健太主将(4年)は「地元に戻ることで、たくさんの応援を受けたと思う。感謝の気持ちを忘れずやっていこう」とチームを鼓舞。再び予選会からの挑戦となった箱根路に向け、新主将就任が濃厚な副主将の永戸聖(3年)を中心に立て直しを図っていく。(大津 紀子)

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