3区で青学大対決が実現…都道府県男子駅伝経過

スポーツ報知
力強くスタートする選手たち

 都道府県男子駅伝が21日、広島・平和記念公園前発着で行われた。

 1区(7キロ)は高校生区間。熊本の井川龍人(九州学院)を先頭に、集団で1キロを2分50秒で通過。ペースを揺さぶりながら、残り1キロを切って福島の半沢黎斗(れいと、学法石川)、長野の松崎咲人(佐久長聖)ら6、7人に先頭集団が絞られる。スパート合戦を制した井川が19分56秒で区間賞を獲得し、熊本がトップでたすきリレー。長野、福島などが続き、2位グループは5チームに。

 2区(3キロ)は熊本の鶴川正也(託麻中)が2分44秒で1キロを通過し、後続を引き離す。そのままトップで神林勇太(青学大)につないだ。1500メートル、3000メートルの日本中学記録を持つ福岡・石川は22位でスタートすると、入りの1キロを2分39秒。「区間記録(8分20秒)更新を狙います」と話していたとおりの快走をみせ、8分14秒の区間新記録で15人を抜き7位に浮上。「ちょっと速く入ったけど、焦らず、落ち着いて後半走れました」と笑顔だった。

 3区(8・5キロ)では青学大対決が実現。熊本・神林に2位・茨城の森田歩希(青学大)が3キロ過ぎで追いつくと、そこからガチンコ勝負。中間点を過ぎ森田が前に出ると、食い下がる神林を置き去りに、茨城が先頭で4区につないだ。5秒差で福島、山口、千葉、熊本らが続いた。アンカーに設楽悠太(Honda)を登録した埼玉は6位、連覇を狙う長野は11位で通過した。

 都道府県男子駅伝は一般(社会人、学生)が3区(8・5キロ)と7区(13キロ)を、高校生が1区(7キロ)、4区(5キロ)、5区(8・5キロ)を、中学生が2区と6区(ともに3キロ)を走る。(午後零時30分スタート時=くもり、気温11度、湿度45・7%、北西の風0・8メートル)

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