日本陸連の瀬古マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが松田瑞生を絶賛。「野口みずきさんより力がある」

スポーツ報知
初マラソンで優勝、ガッツポーズでゴールする松田瑞生

 ◆第37回大阪国際女子マラソン(28日、ヤンマースタジアム長居発着~御堂筋・道頓堀橋南詰折り返し=42.195キロ)

 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズの大阪国際女子マラソンは、2017年ロンドン世界陸上女子1万メートル代表の松田瑞生(22)=ダイハツ=が、女子初マラソン歴代3位の2時間22分44秒で優勝し、一発勝負で2020年東京五輪代表2枠を決める「MGC」(2019年秋以降)の出場権を獲得した。

 瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(61)は「ダイナミックな走りで将来性をすごく感じた。ニューヒロインの誕生です」と絶賛。2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(39)を引き合いに出し「松田さんは野口さんと走りが似ているし『センスとかいいな』と思っていた。野口さんよりも跳ばない走り。前にいく走りなのでマラソンにはうってつけ。感覚的には野口さんより力があるかなと思っている。野口さんの日本記録(2時間19分12秒)を切るぐらいの力はあると思います。ああいう走りは大好き。パワフルだもん。女性なんだけど、女性を超えている走り」と賛辞を並べた。

 「松田さんは初マラソンを感じさせないような素晴らしい走りだった。前半は1時間11分59秒、後半が1時間10分45秒で後半の方が1分14秒速い。松田さんは寒いのがあまり得意じゃない。暑い方が得意だと聞いた。寒い中でも走れたので彼女は全天候型。どんな天候でも走れる。五輪向きの選手だなと思う」と、2020年東京五輪の新星に大きな期待を寄せていた。

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