大橋悠依、3種目優勝で大会MVPも「まだまだ」…北島康介杯
スポーツ報知
競泳の「北島康介杯2018東京都選手権」は28日、東京・辰巳国際水泳場で最終日が行われた。昨年の世界選手権女子200メートル個人メドレー銀の大橋悠依(22)=東洋大=が200メートル個人メドレーと100メートル自由形を制し、前日の400メートル個人メドレーを合わせて、大会3冠とし、女子のMVPに輝いた。
4種目のうち、3種目でVという強さだった。メドレーを2分10秒00で勝つと、約20分後の自由形も55秒54でトップ。それでも「まだまだ詰めの甘さがあると言われている気がしている」と、4月の日本選手権に向けて気を引き締めた。今大会は日本新に10万円、世界新に100万円の賞金が懸かっていたが、突破した選手はなし。また、瀬戸大也(23)=ANA=は、軽い腰痛を訴えて欠場した。
〇…大会委員長で、平泳ぎの五輪2大会連続2冠・北島康介氏(35)がプールに“復活”した。大会最後のエキシビジョンで、07年世界水泳の400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得したチームを再結成。第2泳者として、華麗な平泳ぎを披露した。自らの名前を冠して4回目となるこの大会。東京五輪を見据え「少しでも貢献できるように、よりよい大会にしたい」と話していた。