“美しきプロダーツプレーヤー”田渕亜季の夢「みんなが楽しめるスポーツとして普及させたい」

スポーツ報知
172センチと長身の田渕。抜群のスタイルも人気だ

 インターネット上などで“美し過ぎるプロダーツ選手”と評判の田渕亜季(26)=札幌市出身=が、プロソフトダーツ「2018PERFECTツアー」の今季開幕戦・横浜大会(24日)に挑む。全国ランク最高は54位だが、英国の大手メーカーとスポンサー契約を結ぶなど、人気は“世界クラス”。ダーツ競技普及の伝道師として期待されている。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上やインターネットで“美し過ぎるダーツ選手”と話題の田渕は「自分でも信じられませんが、応援を糧に技を磨き、24日から始まるプロツアーでも上位進出を目指したい」と力を込めた。

 札幌出身。市内公立高校時代にバドミントンで鍛えた172センチの長身、手足の長いプロポーションはモデル顔負け。高校卒業後は、歯科衛生士となったが、2014年6月に知り合いに誘われ初体験した「ダーツ」の魅力にとりつかれ、その年にプロライセンス試験に挑戦。バドミントンで培った運動能力と長いリーチを生かし、一発合格。翌年からプロツアーにも参戦している。

 全国ランク最高は54位、昨年の全道ランクは3位だが、ネット上での評判が世界に拡散。ダーツ製品を扱う英国の大手「TARGET」社とのスポンサー契約も結んだ。同選手関連グッズも発売され、今月23日には、同選手コレクションのリュックも発売予定だ。

 現在は市内の歯科医院に勤めながら、毎日3時間以上の練習を積んでいる。多い日には一日、1000本近く投げ込み、自宅でもイメージトレを反復。「気合が入りすぎてもだめ、肩に力が入りすぎないよう『平常心』を心掛けている」という。

 夢は競技のメジャー化だ。「北海道からダーツが、ボウリングなどのように老若男女が楽しめるスポーツとして普及することが夢。少しでも貢献したい」とダーツの伝道師を志願した。(小林 聖孝)

 ◆ダーツ 14世紀に英国で発祥。直径30~40センチの円形のダーツボードに矢を手投げし、得点を競う。矢が金属製のハードダーツと、プラスチックなどのソフトダーツがある。現在日本の愛好者は、約700万人といわれる。国内にはプロ2団体があり、合計約5000人のプロ選手が登録されている。

 ◆田渕 亜季(たぶち・あき) ▽生年月日 1991年6月24日(かに座)、26歳 ▽出身地 札幌市 ▽血液型 O ▽身長 172センチ ▽スポーツ歴 中学、高校とバドミントン部で活躍 ▽家族 両親と姉 ▽趣味 切手収集 ▽ダーツの魅力 「心技体」整わないと狙い通り飛ばないところ ▽好きな言葉 「平常心」 ▽好きな色 水色 ▽好きな男性のタイプ 「知的な人」

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