青梅マラソン・スペシャルスターターの三宅宏実「恩返しとしていいエールを届けられたら」

スポーツ報知
18日の青梅マラソン本番に向け意気込む(左から)招待選手の芦麻生、加藤麻美、ダナ・ヘリック、スターターを務める三宅宏実、堀合大輔、岡本直己、大津顕杜

 第52回青梅マラソン(報知新聞社主催)は18日に開催される。17日は青梅市総合体育館で前日受付と開会式などが行われ、30キロの部のスペシャルスターターを務める重量挙げ48キロ級で12年ロンドン五輪銀メダル、16年リオ五輪銅メダルの三宅宏実(32)=いちご=らが出席した。

 ピンク色のスポーツウェア姿の三宅は、開会式の中で「青梅マラソンは1967年に377人が参加してスタートされて、今では2万人を越えるマラソン好きな人が集まられていて。参加者数を聞いて驚きました。明日はスターターとして精いっぱい、皆さんがけがの無いように、無事に完走されるように応援させて頂きますので、宜しくお願い致します」とあいさつした。

 父・義行さん(72)は、1968年メキシコ五輪フェザー級銅メダリスト。三宅は147センチと小さな体ながら、たゆまぬ努力で父娘2代でのメダリストとなった。「普段、五輪の時など皆さんからたくさん温かい声援を頂いているので明日、その恩返しとして少しでもいいエールを届けられたら」と、笑顔でスターターとしての意気込みを口にした。「でも、スターターの鳴らす一瞬の音で、2万人の方が走り出すと思うと緊張しますね」と苦笑いも浮かべていた。

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