設楽悠太、東京マラソン目標を「2時間9分以内」に下方修正

スポーツ報知
東京マラソンの招待選手会見で目標 タイムのボードを持つ(左から)井上大仁、設楽悠太、市田孝(カメラ・太田 涼)

 東京マラソン(25日)の招待選手会見が23日、都内で行われ、設楽悠太(26)=ホンダ=や井上大仁(25)=MHPS=らが出席した。日本記録(2時間6分16秒)の更新を宣言していた設楽悠は、目標を「2時間9分以内」に下方修正。けがやコンディション不足ではないとし、「あくまで(2時間)9分以内で走るということ」と好調をアピールした。

 先月22日の会見では「2時間6分10秒」を掲げたが、「いつかはクリアしたい記録だけど、今は厳しい」。一方で元世界記録保持者で2時間3分13秒の自己記録を持つW・キプサングを始め、2時間4分台が3人、5分台が3人参戦。「先頭集団につけるところまでついていって、勝負したい」と、世界新ペースが予想されるレースで強豪に食らいつくつもりだ。

 初マラソンだった昨年大会で2時間9分27秒、同9月のベルリンで2時間9分3秒と順調に記録を更新。ハーフマラソン日本記録保持者となり、年が明けてもニューイヤー駅伝4区区間賞、丸亀国際ハーフマラソン日本人トップなど絶好調。タイムより勝負を優先し、今後の糧にする。

 マイペースで何事にも動じない男。フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(23)や、スピードスケート日本女子初の金メダルを獲得した小平奈緒(31)らの活躍に沸く平昌五輪も、「ほとんど見てません」。周囲に惑わされることなく、自分の走りを貫いて世界と戦う。(太田 涼)

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