青学大・原監督、早大大学院の最優秀論文賞…同級生のTETSUYAは優秀賞

スポーツ報知
早大大学院スポーツ科学研究科論文発表会で「最優秀論文賞」を受賞した青学大の原監督(右)と「優秀論文賞」を受賞したEXILEのTETSUYA

 箱根駅伝(1月2、3日)で4連覇を達成した青学大の原晋監督(50)が3日、在学中の早大大学院スポーツ科学研究科(1年制コース)で最優秀論文賞を受賞した。この日、東京・新宿区の早大で修士論文を発表。「この1年、とても忙しかったが、とても勉強になった」と充実した表情で話した。

 原監督は昨年4月に元プロ野球投手の桑田真澄氏(49)、競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(54)らも学んだ“名門ゼミ”に入学。選手を指導しながら1週間に3~4日、通学した。同級生となったEXILEのTETSUYA(37)、2004年アテネ五輪柔道男子100キロ超級金メダルの国士舘大柔道部・鈴木桂治監督(37)らとともに平田竹男教授(58)らの指導を受け、最先端のスポーツ科学やスポーツビジネスなどを研究した。

 1年間の成果として、この日発表した論文は「青山学院大学駅伝チームの箱根駅伝強化の軌跡~予選会突破からシード権確保、四連覇まで~」。約15分の発表会では汗だくになりながらチーム哲学と徹底したデータ分析などについて説明し「今年も優勝して、この日を迎えられて良かった。平田先生をはじめとした皆さんに感謝、感謝、感謝です」と笑顔で話した。

 平田教授は「原監督は直感力、行動力に優れている。これに学問という裏付けを身につければ、鬼に金棒。日本陸上界を根本から変えらえる改革者になってもらいたい」と期待。日本陸上界の異端児を自任する原監督は「これからますます陸上界の発展のために声を上げていきたい」と意欲的に話した。

 TETSUYAは「必修化以降の中学校における現代的リズムのダンス授業の現状と処方箋(せん)~楽しむ生徒と指導に困難を感じる教員への授業デザインと補助映像教材~」、鈴木監督は「世界の柔道強豪国における国家的強化方針に関する研究~イタリア人エツィオ・ガンバ監督とロシアの国家的強化策~」を発表し、ともに優秀論文賞を受賞した。

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