伊調馨パワハラ問題で至学館大・谷岡学長が会見「風評被害で深く傷付けられている」 栄氏側の法的措置検討を明かす 

スポーツ報知

 レスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨(33)=ALSOK=が、日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けたとする告発状が内閣府に出された問題における一連の報道を受け、栄氏が所属する至学館大学の谷岡郁子学長が15日、同大で会見を行った。

 谷岡学長は冒頭、一連の報道の影響で、一般の学生やレスリング部の選手に誹謗中傷の声が届いていることなどを受け、会見を開いたと説明。「訳の分からない風評被害で深く傷付けられていることに本当に心を痛めております。これ以上、甘受することはできないという思いに至った」。内閣府に出された告発状は手元にない状況だが、栄氏に関する一部報道について「さまざまな明らかに事実ではないことが書かれている」と抗議の姿勢を示した。

 谷岡学長は14日に自宅で安静療養中の栄氏と面会。体調については「徐々にではありますが、栄監督の気力も体力も快方に向かっています。聴取の場で、さまざまな思いや事実を語ってくれると思います」と説明した。また、栄氏側が名誉毀損(きそん)などで法的措置を検討していることも明かした。

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