羽生が小平が東京五輪講師…メダル経験ない強化指定選手らに月1講話会

スポーツ報知

 日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部会が16日、都内の味の素トレセンで行われ、20年東京五輪に向け現役メダリストらを迎えた講話会「覚悟~メダリストの闘い」を毎月第2木曜日に開催すると発表した。対象はメダル獲得経験のない強化指定選手や指導者らで来年3月14日まで全12回を予定。

 第1回は4月12日にJOC強化本部長で84年ロサンゼルス五輪柔道男子無差別級金の山下泰裕氏(60)が登場。第2回の5月10日は平昌五輪日本代表選手団主将で、スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(31)=相沢病院=と結城匡啓コーチ(52)の出席が決まった。

 担当の荒木田裕子副本部長(64)は「ライバルを敬う小平選手のような究極のアスリートにお話をしていただく」と説明した。フィギュアスケートでは平昌金の羽生結弦(23)=ANA=や10年バンクーバー銀の浅田真央さん(27)、ボクシング12年ロンドン金の村田諒太(32)=帝拳=らに依頼する考えで、パワハラ問題で渦中にいるレスリング五輪4連覇の伊調馨(33)=ALSOK=もリスト入り。荒木田氏は「競技に対する本当の覚悟というものを語ってもらいたい」と話した。(小河原 俊哉)

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