世界ハーフマラソン出場の園田隼が帰国「足りない部分が多かった」

スポーツ報知
世界ハーフから帰国した18年アジア大会男子マラソン代表の園田隼

 陸上の世界ハーフマラソン(24日、スペイン)に参戦した日本代表が26日、成田空港に帰国した。今夏のアジア大会(ジャカルタ)男子マラソン代表の園田隼(28)=黒崎播磨=は、1時間4分12秒で71位に終わった。「プラン的には前半(先頭に)ついてどれだけ粘れるかだったけど、中盤(10~15キロ)からグダってしまった。足りない部分が多かったので、今後埋めていきたいと思う」とスピード、スタミナ両面の底上げを期した。

 丸刈りがトレードマーク。終盤に苦しい顔を浮かべながら力を絞り出す姿は、17年ロンドン世界陸上9位の公務員ランナー川内優輝(31)=埼玉県庁=のスタイルと重なる。川内は「(マラソンの)2時間20分以内における最多完走数」78回をギネス世界記録と認定され、25日に認定証を受け取った。園田は「経験というか、走ってきた数が違う。どこを走っても安定して力を出せるのはすごいし、そこは真似したい」と話す。

 今大会が開催されたスペインでは、本場のバレンシアオレンジにも舌鼓を打った。「これが果汁100%か、と。(ジュースの中に)つぶつぶが入っていたので」と感激の様子だった。今後は金栗記念中長距離選抜(4月7日、熊本)などに出場し、8月のアジア大会へ状態を上げていく。

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