池江璃花子、同じ17歳の親友・樋口新葉が生観戦に…3日から日本選手権

スポーツ報知
前日練習を終え、気合の入った表情を見せる池江璃花子(カメラ・相川 和寛)

 競泳のアジア大会とパンパシフィック選手権(ともに8月)の代表選考を兼ねた日本選手権が3日、東京・辰巳国際水泳場で開幕する。2日は公式練習が行われ、昨年5冠の池江璃花子(17)=ルネサンス亀戸=は、同学年の大親友で、3月のフィギュア世界選手権銀の樋口新葉(わかば、17)=東京・日本橋女学館高=が大会最終日に生観戦すると明かした。

 池江に最強の応援団がやって来る。初めて観戦に訪れる樋口の日程は調整中だが、現状では最終日(8日)の予定。「最終日に来たら2種目あるので、しっかりそこで2回日本記録を出して見せられたらいい」。最後に控えるのは100メートル自由形と50メートルバタフライ。ともに自身が持つ日本記録の更新を、親友にささげるつもりだ。

 3月の世界選手権(ミラノ)で樋口はSPで転倒し8位と出遅れながら、フリーで2位に躍進。日本で観戦していた池江はSPが終わった後にLINEで励ました。「『次は絶対転ばないで』っていうのが響いたみたい。いい演技ができたっていう報告が来てうれしかったし、新葉選手がメダル取ったので、自分も絶対やってやろうと思った」

 今大会は自由形とバタフライでそれぞれ50メートルと100メートルの4種目にエントリー。その全てで連覇と自己ベスト更新を狙う。「きょうも感覚がすごく良かったので、良い気持ちで明日を迎えられる」。17歳は、ワクワクする気持ちを隠そうともしなかった。(太田 倫)

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