池江璃花子、連日の日本新更新でバタフライ100メートル3連覇「目標通り泳げてうれしい」
スポーツ報知
◆第94回競泳日本選手権 第2日(4日、東京・辰巳国際水泳場)
女子100メートルバタフライ決勝で、昨年5冠の池江璃花子(17)=ルネサンス亀戸=が、前日の準決勝でマークした日本記録の56秒58をさらに0秒20上回る56秒38で3連覇を達成し、8月のアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)とパンパシフィック選手権(東京)の代表に内定した。
2位以下に2秒以上の差をつける異次元の強さを見せつけた。3日の準決勝ではリオ五輪以来1年8か月ぶりに0秒28短縮し、決勝でさらに0秒20も縮めた。池江は「最終的には56秒3を目指していた。今後の目標にしたいです。課題のタッチもしっかり改善されたので、次の50メートルバタフライがすごい楽しみ」と満足そうに振り返った。
自身の日本記録の更新は、この種目だけで7回目。56秒38はリオ五輪の銀メダル、56秒46を上回るタイムだ。現在保持する日本記録は長短水路の個人種目とリレーを合わせて19となり、長水路だけでは8。今大会は自由形とバタフライでそれぞれ50メートルと100メートルの4種目にエントリー。世界への手応えも「ここで出して終わりじゃなく夏の試合で、このタイムを上回りたい。あと3種目、しっかり日本記録を更新できるように頑張りたいです」と語った。
◇リオ五輪女子100メートルバタフライ決勝タイム
〈1〉ショーストロム(スウェーデン) 55秒48
〈2〉オレクシアク (カナダ) 56秒46
〈3〉ボルマー (米国) 56秒63