100m自己ベスト10秒23の洛南高・宮本が東洋大入学式 桐生との練習に日々刺激 

スポーツ報知
東洋大の入学式に出席したボクシング男子の堤駿斗(左)と陸上男子の宮本大輔

 東洋大は6日、都内の日本武道館で今年度の入学式を開催した。陸上男子短距離で100メートル10秒23の自己ベストを持つ宮本大輔(18)は、同じ洛南高出身で今春に東洋大を巣立った100メートル日本記録保持者・桐生祥秀(22)=日本生命=の後継者と目される逸材。社会人でも引き続き東洋大が拠点の桐生とともに練習し、日々刺激を受けている。「自分は持っていないものを桐生さんは持っている。(技術を)しっかり見て、盗んでいきたい」と目を輝かせた。

 今季は7月のU20世界陸上(フィンランド)が最大目標となる。同大会では、100メートル10秒05の自己記録を持ち、17年ロンドン世界陸上200メートルで7位入賞を果たしたサニブラウン・ハキーム(19)=米フロリダ大=が優勝候補の筆頭に挙がりそうだ。「ハキームさんと争って、表彰台に立てれば」と宮本は思い描いた。

 ボクシング男子で20年東京五輪での活躍が期待される堤駿斗(18)は、OBで12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太(32)=帝拳=に憧れて東洋大の門をたたいた。中学時代に直接会ったことがあり、ロンドン五輪デザインのTシャツをもらった。今も自室に大切に飾っているという。「大学のいい環境で、どれだけ強くなれるか。東京五輪で金メダルをとって、ボクシングをもっと有名にしたい」と拳を握っていた。

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