伊調、東京五輪でのV5へ向け始動も

スポーツ報知
16年、リオ五輪での伊調と栄氏

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(33)=ALSOK=と、コーチだった田南部力氏(42)が日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状が内閣府に出された問題で、日本協会は6日、都内で緊急理事会後に記者会見し、栄氏の伊調に対するパワハラ行為があったことを認め、福田富昭会長(76)が謝罪した。栄氏はパワハラ行為の責任を取り、6日付で強化本部長を辞任した。

 伊調が東京五輪での5連覇へ向けて始動する可能性が浮上した。日本レスリング協会の馳浩副会長は6日、東京都内で行われた緊急理事会後の記者会見で、伊調が練習再開に意欲を見せていることを明らかにした。馳副会長は「関係者と協議中ではあるが、伊調さんは近いうちに練習着に着替えてトレーニングする気持ちになっている」と説明した。リオ五輪後、進退を明言していない伊調は以前から、復帰のリミットは五輪の2年前と口にしてきた。12月の全日本選手権での電撃復帰があるかもしれない。伊調は同協会がパワハラを認定したことを受け、所属するALSOKを通じて「まだ内閣府の調査が続いておりますので、最終的にはその調査結果を待ちたいと思います」とコメントした。

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