渡部香生子、リオ五輪以来の代表入り「ちょっと前進したかな」

スポーツ報知
渡部香生子

◇アジア大会、パンパシフィック選手権代表選考 競泳日本選手権 最終日(8日、東京・辰巳国際水泳場)

 女子200メートル平泳ぎは15年世界選手権金メダリストの渡部香生子(21)=早大=が派遣標準記録を突破する2分22秒90で2位に入り、16年リオ五輪以来の代表入りを決めた。

 「よかったです。本当に。タイムを切れるか正直不安なところもあった。久しぶりにレースが終わった時に『やったー!』っていう気持ちで、すごくうれしかった。ちょっと前進したかなという感じ」。5日の100メートル平泳ぎで3位に終わり、悔し涙を流した。「正直、心が折れたけど、せっかく頑張ってきたのに、ここで諦めちゃいけないと思った」。気持ちをしっかりと切り替えた。

 アジア大会とパンパシフィック選手権で、2年ぶりに日本代表に復帰する。「久しぶりの日本代表の試合。しっかり東京五輪へ向けて、経験値をもっともっと積んで、自信をつけていきたい」。明るい表情で、3度目の五輪を見据えた。

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