川内優輝、ボストン・マラソンへ渡米「タイムより勝負に徹する」

スポーツ報知
ボストン・マラソンへの意気込みを語る川内優輝

 公務員ランナーの川内優輝(31)=埼玉県庁=が12日、ボストン・マラソン(16日・米マサチューセッツ州)へ向け渡米。“大迫スタイル”で日本勢2年連続の表彰台を狙うことを明かした。

 川内にとって初のボストンだが「タイムより勝負に徹する。大迫君のように、力を使わず、どこまで我慢できるか」とペースメーカー不在のレースで勝負強さと粘りを課題として挑む。昨年の同大会で初マラソンながら瀬古利彦以来30年ぶりの入賞を果たした大迫傑(26)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=も30キロ付近まで集団後方に控え、終盤のペースアップに反応し3位を死守。「目立たないように、ラスト勝負ですね」とイメージは万全だ。

 昨年末には2日間コースを下見し、感触を確かめた。「(往復ではなく)片道42・195キロのワンウェイコース。風向きによって戦略も大きく変わってくる」。さらに、レース当日は雨も予想されるが「雨の日はいいイメージしかない。降ってくれたら、僕にとってはラッキー」と気象条件も味方に付け、上位をうかがう。

 12月の福岡国際での自己記録更新も視野に入れている川内。「(2時間)7分台へのいい弾みにしたい」と笑顔で日本を後にした。

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