高藤直寿、全日本選手権は「夢」 60キロ級から「無差別」挑戦

スポーツ報知
重量級の選手を相手に合宿で乱取りする高藤(左)

 リオ五輪柔道男子60キロ級銅メダルの高藤直寿(24)=パーク24=が19日、最軽量級で異例の挑戦を決めた無差別で争う全日本選手権(29日、日本武道館)への覚悟を語った。体重差が大きい相手との試合は故障のリスクもあるが「リスクとか言っていたら何もできない。小さい頃から全日本への憧れが強かった。自分の階級で五輪で金メダルを取るのも夢だが、もう一つの夢は全日本の舞台で戦うこと」と熱弁を振るった。

 2連覇を狙う今夏の世界選手権の代表にも決まっている。仮に故障すれば20年東京五輪の代表争いにも影響しかねないだけに、井上康生監督も全日本男子を率いる立場から忠告したが「思いがそれを上回った」と決断を尊重した。この日は都内で強化合宿に参加。重量級を中心に乱取りを行い「一つ一つ奇跡を起こしていかないといけない。運も味方してくれるように準備を怠らないでやる」と決意を込めた。(林 直史)

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