ボルダリングW杯で金、銀連続メダルの野中生萌が帰国「五輪まで優勝し続けたい」

スポーツ報知
スポーツクライミングW杯のボルダリング第1戦で優勝、第2戦は2位の野中生萌

 2020年東京五輪で実施されるスポーツクライミングW杯のボルダリング第1戦(スイス)で優勝、第2戦(ロシア)で2位だった野中生萌(20)=TEAM au=が24日、羽田空港に帰国した。16年8月のミュンヘン大会以来2季ぶり3度目のW杯優勝に「信じられない。狙っていたけど、出来るとは思っていなかった」と笑顔で振り返った。

 東京五輪はボルダリング、リード、スピード3種目の総合成績で争われる。第2戦のロシア大会では、W杯で初めてスピードにも挑戦した。ボルダリングの決勝前に行われ、体力的に厳しい戦いとなったが「どんなものか経験しておきたかった。ものすごく楽しくて、もっとやってみたいと思った」。日本勢が苦手とするスピードの攻略にも力を注いでいく。

 オフに受けた検査で、実は牛乳アレルギーだったことが判明した。食事管理を徹底したことで「少しずつ体の変化を感じている」。今季の好スタートを生んだ。次戦はW杯中国大会2連戦(5~6日、12~13日)。「東京五輪でメダルを取りたい。この調子で五輪まで優勝し続けたい」と力強かった。

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