内村航平、体操全日本個人総合V11へ“ロボット化”「感情なくして戦いたい」

スポーツ報知
体操・全日本選手権の前日会見をする内村

 体操の世界選手権(10~11月・ドーハ)代表選考を兼ねた全日本個人総合選手権は27日、東京体育館で開幕する。26日は公式練習が行われ、サブ会場で軽めに体を動かした大会10連覇中の内村航平(29)=リンガーハット=は「下(の年代)も上がってきているし、余裕で戦える状況でもない。年齢が上がって(体力や筋力が)落ちているが、結局は気持ち。感情をなくして、人間じゃない、ロボットとなって戦いたい」と“内村ロボ”となって前人未到の11連覇に挑む。

 昨秋の世界選手権の予選で左足首を故障して棄権し、個人総合の連勝記録が40でストップ。復帰戦となった種目別のW杯カタール大会(3月)では床運動、平行棒以外の4種目に出場し、全て予選落ち。「1度死んだ」とどん底を経験し「また新しい自分を見せればいい。『ここ(全日本)でできなかったら一生体操をやれない』って追い込んできた」と意欲的に語った。

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