山梨学院大陸上部留学生オニエゴが来日初レース…オツオリ氏から数えて11人目

スポーツ報知
来日初レースに向け練習するオニエゴ

 33年連続の箱根駅伝出場を目指す山梨学院大陸上部にケニアからの留学生、ポール・オニエゴ(18)が加入した。29日の東海大記録会5000メートルで来日初レースに挑む。4年生となったドミニク・ニャイロ(4年)と同じケニア・キシイ生まれのオニエゴは「駅伝に出たい」と抱負を語った。

 1988年に来日、2006年に交通事故で亡くなったオツオリ選手(当時37歳)から数えて11人目の留学生となるオニエゴは、21日夜に来日。翌朝にはさっそく練習に参加した。食事では白米がお気に入りで箸にもチャレンジするなど、新生活に意欲的だ。上田誠仁監督(59)は「今の力では即戦力として考える選手ではない」と話しながらも「勉強など競技以外も真面目に取り組んでおり、これからが楽しみ」と期待を寄せる。

 1年生は18人が加入。練習前には身ぶりを交え会話するなどチームに溶け込んでいるオニエゴは「上田監督はとても優しい。走ることは好きなのでいっぱい練習して、駅伝に出たい。将来は五輪選手になりたいです」。まずはあすの記録会で関東学生対校(5月24日開幕、神奈川・相模原ギオンスタジアム)の5000メートル参加標準記録(14分12秒0)突破を目指す。(大津 紀子)

 ◆ポール・オニエゴ(Paul Onyiego)1999年6月26日、ケニア・キシイ生まれ。18歳。山梨学院大現代ビジネス部1年。12歳から陸上競技を始め、モゴンガ高を経て今年4月来日。身長165センチ、体重50キロ。好きな食べ物は鶏肉、日本食では白米。趣味は読書。

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