川内優輝しみじみ「ボストンを走るために生まれてきた…」

スポーツ報知
ボストン・マラソンの優勝トロフィーを手に笑顔をみせる川内優輝

 来年4月のプロ転向を宣言した公務員ランナーの川内優輝(31)=埼玉県庁=が30日、地元の埼玉・久喜市で行われたボストン・マラソン祝勝会に出席。市民や関係者ら約200人が駆けつけた。

 ものまねアスリート芸人のM高史(33)やサプライズゲストとして谷川真理さん(55)も登場。谷川さんはボストンのレース前に川内へアドバイスを送ったそうで、「悪天候の予報なのに『どんどん天気が良くなってます!』と返信が届いた」と話すと、会場は笑いに包まれた。

 川内は10分間のあいさつの予定が約40分間、ボストンでのレースや思い出を熱弁した。最後には「(あの日の)ボストンを走るために生まれてきたんだな、と思うようになった」と日本人31年ぶりの快挙をしみじみと振り返った。

 さらに「プロ宣言をして、その後は仕事に行かないといけなくて…。空港に忘れてきた」と明かし、帰国後初めて優勝トロフィーと対面。「メダルは手元にあったんですけど、やっぱり重みが違いますね」と笑顔でファンとの記念撮影に応じた。

 今後について、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場の判断は、来年4月以降に「プロとして活動する中で判断したい」と話した。

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