桐生祥秀、初戦終え帰国「また夏へもう一段階上げていきたい」

スポーツ報知
ダイヤモンドリーグ・上海大会から帰国した陸上男子短距離の桐生祥秀

 陸上男子100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(22)=日本生命=が13日、今季100メートル初戦のダイヤモンドリーグ・上海大会(12日)を終えて羽田空港に帰国した。レースは10秒26で9人中最下位。「かけっこに負けたから悔しさはあるけど、良いレースはできた。10秒2台が今のスピードなので、また夏へもう一段階上げていきたい」と前を向いた。

 今後は50~60メートルなど、短めの距離でのダッシュや、スタート練習などでトップスピードを磨く。土江寛裕コーチ(43)も「まだギアは一段階上がる。日本選手権(6月)まで、質の高い練習で仕上げていきたい」と説明。日本選手権前の最終調整として、海外合宿も計画している。

 次戦はセイコーゴールデングランプリ大阪(20日、ヤンマー)。山県亮太、ケンブリッジ飛鳥、多田修平ら国内トップ勢と今季初顔合わせする。桐生は「メンバー的にも楽しみ。焦らず、どれだけスピードを上げられるかが大事」と見据えていた。

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