自転車BMX・大池水杜 W杯初優勝も「スーツケースが届かなくて…」

スポーツ報知
W杯第2戦で優勝し、帰国した大池。優勝トロフィーが入ったスーツケースはまさかのロストバッゲージ

 2020年東京五輪で新採用される自転車BMXフリースタイル・パークのW杯第2戦(フランス・モンペリエ)で初優勝した大池水杜(みなと、21)が15日、羽田空港に帰国した。「信じられない」と歓喜した初優勝から4日後。帰国早々まさかのハプニングに見舞われた。

 待っても待っても、出てこなかった。優勝トロフィーが入ったスーツケースがロストバケージに遭遇し、届かなかったのだ。他の日本選手団より遅れて姿を見せた大池は「トロフィーと服とヘルメットが入ったスーツケースが届かなくて。トロフィーと一緒に帰ってこられなくて『あれっ?』って感じ(笑い)。まだフランスにあるそうです。自転車だけ届きました」。想定外の事態を笑顔で受け入れた。

 今大会では昨年世界選手権覇者のハナ・ロバーツ(米国)を撃破。制限時間内に体を時折休めながら大技に挑むロバーツに対し、大池はスタートから休むことなく技を繰り返した。得意技の「バックフリップ」を成功させ「リラックスしながら成功するイメージをふくらませた。楽しんで乗ることができた」と話した。

 東京五輪メダル候補の21歳は「今まであまり結果を残せていなかったけど、ようやく東京五輪へ一歩踏み出せた」と手応えを口にした。次戦は7月のW杯第3戦(カナダ)を予定している。

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