昨年高校1位・御家瀬、女子100メートル貫禄V「悪条件で11秒台を出せた」

スポーツ報知
女子100メートルで快勝した御家瀬(左)(右は3位の石堂)

◆陸上 全道高校選手権札幌支部予選第2日(23日・札幌厚別公園競技場)

 女子100メートル決勝は、昨年の全国高校ランク1位(11秒66)の御家瀬(みかせ)緑(恵庭北2年)が11秒96で快勝。2位に昨年高校総体2位の臼井文音(立命館慶祥3年)、3位に昨年の全国中学校大会王者の石堂陽奈(同1年)が入った。

 全国有数の選手がそろった御家瀬の今季初戦。向かい風2・8メートルで、唯一11秒台を出し「悪条件で、11秒台を出せたのは自信になる。ここから調子上げて夏の高校総体で11秒50台を目指したい」と笑顔を見せた。

 昨年は国体少年Bで100メートル、走り幅跳びの2冠を獲得。この冬場は、筋力強化でパワーアップ。今季は日本選手権(6月22日から、山口)初出場が決まり、憧れの福島千里(29)との初対戦を励みにしている。北海道ハイテクACと恵庭北でともに監督を務める中村宏之氏(72)も「まだ8割の出来。今季、全国最高レベルであろう本道高校女子短距離界で競い、記録を伸ばしてほしい」と期待する。

 臼井と石堂の立命館コンビも、400メートルリレーで雪辱V。臼井は「100メートルも6月の全道で雪辱し、高校総体初制覇を目指したい」。石堂も「今日は力んでしまった。全道ではリラックスして優勝を目指したい」と気合を新たにしていた。

(小林 聖孝)

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