八木かなえ“故郷”でV4、スマイルはじけた「ホッとしている」

スポーツ報知
女子53キロ級で4連覇を果たした八木

◆重量挙げ 全日本選手権第1日(25日、金沢市・いしかわ総合スポーツセンター)

 女子53キロ級で、金沢学院大出身で2016年リオ五輪6位の八木かなえ(25)=ALSOK=が、トータル194キロ(スナッチ86キロ、ジャーク108キロ)で4連覇を果たした。

 大学時代を過ごした金沢で、八木スマイルがはじけた。「世界選手権(昨年12月、米アナハイム)ぶりの試合で緊張したが、4連覇出来てホッとしている」。スナッチ3回目では自己新の88キロに設定。成功はしなかったものの、「触ったことのない重量に挑戦できてよかった」と収穫を口にした。

 自己ベストはスナッチ87キロ、ジャーク112キロのトータル199キロ。「トータル200キロは目の前の目標になってきた。まずはそこを目指したい」。以前は80キロ以下の重量で練習していたが、「最近は80キロ以上をコンスタントに触っている」と着実に進化している。

 11月の世界選手権(トルクメニスタン)からは、20年東京五輪出場をかけたポイントレースが始まる。「東京までは正直あっという間。メダルを目標にするとプレッシャーがかかるので、記録を伸ばして、東京で一番いい試技ができるよう頑張りたい」と力強く語った。(勝田 成紀)

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