“山の神”柏原さん、山上がり勝ち指南…黒部名水マラソン号砲

スポーツ報知
前夜祭で大会の成功を誓ったゲストの(左から)柏原さん、高橋さん、寺沢さん

 報知新聞社共催の黒部名水マラソンが27日、富山・黒部市総合体育センター発着で開催される。過去最高の1万591人がエントリーし、マラソン、10キロ、車いす、5キロ、3キロ、ジョギングの6種目が行われる。シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(46)と、東洋大時代に箱根駅伝で活躍した柏原竜二さん(28)が特別ゲストに招かれ、26日には同センターでトークショーを開催。1020人が詰めかけ、軽妙なトークを楽しんだ。

 標高125メートルの扇状地を上るマラソンコースについては、箱根駅伝の往路5区で4年連続の区間賞を獲得した「山の神」柏原さんが熱弁。「上りは頂上を見ず、目の前の道路を見る。30メートル先がちょうどいい。苦手意識を作らず、上りも同じリズムを作ってほしい」とアドバイス。高橋さんは「苦しい時には山の中を飛び回る小猿を連想し、軽やかに進みました」と体験談を話して会場を沸かせた。

 大会当日、高橋さんは各種目に飛び入り参加してランナーと交流し、柏原さんは10キロに出場する予定。高橋さんは「一人でも多くの人とハイタッチして楽しみたい」と笑顔で呼びかけた。

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