箱根駅伝“山の神”柏原竜二さん「海がきれいで楽しくなる」

スポーツ報知
男子10キロに出場した柏原さん(中央)

◆報知新聞社共催黒部名水マラソン(27日・黒部市総合体育センター発着)

 雄大な北アルプスを背に、過去最多の9661人のランナーが疾走した。マラソン、10キロ、車いす、5キロなどの6種目が行われ、マラソン女子では魚津市在住の市民ランナー・大峽(おおば)英里(34)が2連覇を達成。酷暑の中、22キロで首位に立ち、そのまま逃げ切った。男子10キロでは東洋大時代に箱根駅伝で活躍した柏原竜二さん(28)が出場し、大会を盛り上げた。(天候晴れ、気温19・0度、湿度75%、西北西の風1・4メートル=午前9時現在)

 箱根駅伝の名ランナー・柏原さんが、初めて黒部の地を駆け抜けた。参加者との交流をテーマに、ゆっくりとしたペースで10キロに出場。柏原さんは「海がすごくきれいで、走って楽しくなるコース。今はサポートする側なので、スタッフやボランティアの動きも勉強になりました」と振り返った。

 昨年4月に現役を引退し、今はアメリカンフットボール部のマネジャーを務める。イベントや陸上教室のほか、JリーグやBリーグも観戦して視野を広げている。「バスケのマインドを選手に聞いたりすることも楽しい。もっと他競技と関わりたい」と心境は少しずつ変化。今までは競技生活が中心だったが「スポーツ全体を盛り上げる役目をしたい」と“第二の人生”に目を向ける。

 ◆Qちゃんハイタッチ手つなぎゴール
 特別ゲストの高橋尚子さん(46)は、各種目に飛び入り参加。すべての種目のスタートを見送り、ハイタッチを交わしたり、一緒に手をつないでゴールするなど、ランナーとの交流を楽しんだ。「例年よりも応援が多く、みんな、笑顔だった。来年も黒部で会いたいですね」と再訪を約束した。

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