東海大駅伝チームのムードメーカー中島が5000メートルで13分台突入

スポーツ報知
世田谷陸上競技会5000メートルで大幅に自己ベストを更新し、全体トップを取った東海大・中島怜利は力強くガッツポーズ

 世田谷陸上競技会が2日、東京・世田谷区立陸上競技場で行われ、男子5000メートル最終レースで東海大の中島怜利(3年)が自己ベストを13秒02更新する13分53秒93の好記録で全体トップになった。東海大駅伝チームで15人目の13分台ランナーとなった中島は「今日の目標は13分59秒99でした。絶対に13分台を出すつもりでした。自分でレースをつくって余裕があった。ラストもペースを上げられた」と満面の笑みで話した。

 岡山・倉敷高出身で関颯人、鬼塚翔太、館沢亨次、阪口竜平らと同学年で「黄金世代」のひとり。「ちょっと変わったところがあるが、元気と勢いの良さが中島の持ち味」と両角速監督(51)も高く評価するムードメーカーだ。箱根駅伝では2年連続で6区を担い、1年時は59分56秒で区間8位。今年の大会では58分36秒で区間2位に躍進した。「僕の得意種目はハーフマラソンです。夏合宿でしっかり走り込み、箱根駅伝では6区で57分台を狙うしかありません。それくらい期待されていると思います」と中島は区間記録(58分1秒=2017年、日体大・秋山清仁)の更新へ意欲をみなぎらせた。

 同じ5000メートル最終レースでは、東海大のルーキー市村朋樹も存在感を発揮した。終盤まで中島ら先頭集団でレースを進めていたが、残り600メートル地点で転倒。大事には至らず完走し、自己ベストまで約2秒に迫る14分20秒00でゴールした。「練習はよくできています。13分台の力はあります」と小池翔太コーチは高く評価した。

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