公務員ランナー川内、プロ転向は「秋から春のマラソンで戦うため」

スポーツ報知
ストックホルムマラソンから帰国した川内優輝

 来年4月のプロ転向を宣言した公務員ランナーの川内優輝(31)=埼玉県庁=が4日、ストックホルムマラソン(2日、スウェーデン)から帰国した。最高気温29度と苦手とする暑さの中、2時間22分57秒で4位。「早々に先頭集団から遅れて…。完走するのでいっぱいいっぱい」と苦笑いを浮かべた。

 中間点では12位だったが、「ひたすら粘って粘って」4位まで順位を上げた。2020年東京五輪も猛暑が予想されるが「今回は粘って順位が上がったが、東京五輪に出ても粘るだけのレースになってしまう。あまりいいこととはいえない」。

 さらに、「プロになったからといって暑い中で無理に戦う必要はない。むしろ、秋から春にかけてのシーズンで世界と勝負するためのプロ転向」。暑さの中でのレースや練習に特化することでの身体的なダメージを考慮し、「(競技人生の)致命傷になりかねない」と話した。

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