【HAKONE LIFE】運営も学生が主体、選手のために深夜まで準備

スポーツ報知
関東学生陸上競技連盟の川崎和葉里幹事長

■関東学生陸上競技連盟 幹事長 川崎和葉里(やより、21)

 関東インカレ、そして箱根駅伝は激走する選手同様に、運営も学生が主体となって行う。その運営団体が関東学生陸上競技連盟で、トップとして指揮を執るのが川崎幹事長だ。

 「箱根駅伝をいつ知ったのかも分からないくらい、小さい頃からそばにありました」というのも、実は中央学院大・川崎勇二監督(55)の次女。国学院大陸上部のマネジャーを務めた3歳年上の姉らに勧められ、東洋大進学と同時に学連スタッフになった。「選手に頑張って欲しいという思いで仕事をしています。各大学の主務やマネジャーからも感謝の声をいただいて、支えてもらってます」。大会前の忙しい時期は、深夜まで東京・千駄ケ谷の事務所でスタッフ総出の作業。箱根駅伝予選会の準備から、本戦のための警察との折衝など多岐にわたる仕事をこなしている。

 「小学生の頃の夢はオリンピックのマラソン代表になることでした」と、父と一緒によく走っていた頃を振り返る川崎幹事長。「これからも日の丸を背負う選手が巣立ってくれたら」。箱根から世界へ。選手と関わり方は違っても、そのスピリットは確かに息づいている。

 ◆川崎 和葉里(かわさき・やより)1996年10月4日、千葉・我孫子市生まれ。21歳。小4から陸上を始め、東洋大牛久高に進学。2015年、東洋大経済学部に入学し、学連スタッフに。今季は幹事長。家族は両親と姉。

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