ロンドン世陸50キロ競歩銀・荒井「競歩を通じてスポーツ界に貢献できる人になりたい」

スポーツ報知
ファンランイベントに競歩スタイルで参加した荒井広宙(左)

 陸上競技とスポーツの普及を目的とした「IAAF RUN 24:1 「Outrun the Sun」が6日、東京・駒沢オリンピック公園で開催された。世界24都市で、現地時間の17時に1マイル(約1・6キロ)を走るイベント。時差順にニュージーランド・オークランドからカナダ・バンクーバーまでをランイベントでつなぎ、東京は3番目にあたる。

 各都市で1人選ばれる「シティキャプテン」を務めた17年ロンドン世陸男子50キロ競歩銀メダルの荒井広宙(30)=自衛隊=は、ランイベントながら競歩のスタイルで参加。〈1〉ベント・ニー(膝が曲がる)〈2〉ロス・オブ・コンタクト(両足が同時に地面から離れる)の2つの歩型反則に気をつけながら、実戦とほぼ同じ1キロ4分半で歩ききり「競歩って速ぇ~」と参加者から驚かれていた。

 20年東京五輪で金メダルが期待される荒井は、今夏のアジア大会(ジャカルタ)は回避し、国内で東京五輪に向けた暑熱対策などに専念する。あいにくの雨の中でも総勢440人の参加者と交流を楽しみ「貴重な機会になった。今後も陸上をやる1人として、競歩を通じてスポーツ界に貢献できる人になりたい」とリラックスした表情だった。

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