レスリング理事会、栄氏理事の解任を正式に提案へ

　日本レスリング協会は８日、都内で理事会を開き、パワーハラスメント問題で強化本部長を辞任した栄和人氏（５７）の常務理事解任を２３日の評議員会で議題にあげる提案を正式に決めた。高田裕司専務理事（６４）によると、至学館大監督を務める栄氏は全日本選抜選手権（１４～１７日、東京・駒沢体育館）に来場予定。パワハラ認定後、初めて公の場に姿を現すことになる。

　また、パワハラによる被害を受けた五輪４連覇の伊調馨（３３）＝ＡＬＳＯＫ＝に対する協会の謝罪は、まだ済んでいない。「（所属の）アルソックの方へ連絡して、こちらもオファーを出しているが、なかなか対応してもらえない。早く謝罪をしたい」と高田専務理事は話した。