栃ノ心がぶつかり稽古で28番 連日ハイペース

スポーツ報知
意欲的に稽古をする栃ノ心

 ◆大相撲秋巡業4日目(6日、埼玉・さいたま市)

 初のカド番で迎えた秋場所(10月9日初日・両国国技館)を9勝6敗で勝ち越した大関・栃ノ心(30)=春日野=が、ぶつかり稽古で関取最多の28番。「少しずつ稽古やらないといけないからね」と幕内・正代(26)=時津風=らに胸を出し、大粒の汗を流した。

 巡業初日(3日、東京・大田区)からエンジン全開。26番、十両・明瀬山(33)=木瀬=らに胸を出し、大関・豪栄道(32)=境川=と胸を合わせた。2日目、3日目もペースは落ちず。4日目まで、連日ぶつかり稽古を15番以上こなした。

 初のカド番となった秋場所は、苦しんだ。「(先場所は)一番苦しかったかもしれないね」。8勝まであと1つとしながら連敗した13日目。支度部屋では「もうダメですね」と弱音を吐いた。それでも自らを奮い立たせ、14日目から連勝。9勝をあげた。

 目指すは今年初場所以来の優勝。古傷の右膝半月板や、名古屋場所で負傷した右足親指の状態は万全ではない。しかし「痛みはない。なんとかね、優勝争いしたいね」。巡業5日目(7日、千葉・千葉市)からは三番稽古への参加も視野に入れている。九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)へ、視界良好だ。

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