地元の久喜で公務員ラストラン川内優輝、レース後“川内流のろけ”

スポーツ報知
公務員ラストレースにお約束の仮装で臨んだ川内優輝は5月に結婚するお相手の実業団ランナー水口侑子について笑顔で話した

◆久喜マラソン(24日、埼玉・久喜市総合運動公園発着)

 4月にプロ転向する川内優輝(32)=埼玉県庁=が公務員ラストランとして地元大会のハーフマラソンに出場。例年、今大会には仮装で参加している川内は黒の忍者姿で走り、1時間8分52秒の全体3番目でゴールした。レース後、公の場で初めて5月に結婚するデンソー所属の実業団ランナー水口侑子(33)について言及。今月末でデンソーを退社する水口は10日の名古屋ウィメンズに実業団ラストマラソンとして出場し、2時間33分57秒で28位となった。以前、理想の相手として「20キロを1キロ5分ペースで一緒に走れる人」と話していた生粋のマラソンマンは「20キロなら1キロ3分20秒くらいでいけるでしょう」と“川内流のろけ”で周囲を笑顔にさせた。

 川内と水口の出会いは学生時代にさかのぼる。2人は日本学生陸上競技連合から派遣選手としてニューカレドニア・モービル国際マラソンに出場し“アベックV”を達成した。「その時は付き合っていなかったんですが、2011年からメールのやりとりが始まり、1年前から具体的な結婚の準備を始めました。プロポーズの言葉は恥ずかしいので…勘弁してください」と笑顔で話した。

 新居は東京・北区にあるナショナルトレーニングセンター(NTC)近隣に構える予定。「具体的には決まっていません。埼玉が好きだし、荒川越えると(埼玉)家賃も安くなりますしね」と笑った。「今後、私はプロランナー、彼女は市民ランナーとして頑張っていきたい。いつか、親子で走れるようになりたい」。将来、川内家が最強のマラソン一家となる可能性は十分にありそうだ。

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