御嶽海、稽古納めで宣言「暗い雰囲気になっても明るくするのは力士」

スポーツ報知
三本締めで大みそかの稽古を終えた御嶽海(左)

 大相撲初場所(1月14日初日・両国国技館)で4場所連続関脇を務める御嶽海(25)=出羽海=が31日、年内の稽古を打ち上げた。東京・墨田区の部屋で約1時間、四股やすり足を行った後、師匠の出羽海親方(元幕内・小城ノ花)のかけ声で三本締め。「気が引き締まります。小さなことからコツコツとやることが大事だな」としみじみと語った。

 自ら選んだ2017年を象徴する文字は「固」。「成績が(勝ち越しで)固まっているからかな」。今年は年6場所すべてで勝ち越し。しかも春場所から5場所連続で三役の地位を守ってきた。「力士になって3年目。やっていけるかなって薄々感じることができた」と残した成績に自信と手応えをつかんだという。

 九州場所中に元横綱・日馬富士関の暴行事件が発覚。加害者の横綱は引退し、八角理事長(元横綱・北勝海)ら協会幹部も処分を受けた。21年ぶりに年6場所、90日間、満員御礼が続く角界が逆境に直面したが、「暗い雰囲気になっても明るくするのは力士。初場所はいい場所にしたい」と大みそかに来年の奮起を近っていた。

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