大鵬さん孫・納谷幸之介、体格検査をパス「しっかりと力を付けて早く上に」 新弟子検査

スポーツ報知
納谷幸之介

 大相撲の初場所(14日初日、両国国技館)の新弟子検査が10日、相撲診療所で行われ、昭和の大横綱・大鵬さん(享年72)の孫で、元関脇・貴闘力さんの三男・納谷幸之介(17)=大嶽=ら9人が体格検査をパス。合格者は初日に発表され、3日目(16日)から前相撲を取る。

 多くの報道陣に囲まれても188センチ、166キロの体は堂々としていた。「やっと力士になれたという感じです。注目されるのはありがたいです。しっかりと力を付けて早く上に行きたいです。自分の持ち味は前に出る相撲です。高校(埼玉栄)の先輩でもある豪栄道関の相撲にあこがれています」と答えた。

 実績も申し分ない。今年の愛媛国体では団体と個人の2冠を達成した。すでに東京・清澄白河の大嶽部屋で生活しており、三段目や幕下の力士を相手に30~40番の相撲を取っている。前相撲では元横綱・朝青龍さんの甥・スガラグチャー・ビャンバスレン(18)=立浪=との対戦も予想される。「高校2年の関東大会で1度、対戦しています。その時は自分が勝ちましたけど、自分はしっかり自分の相撲を取ることです」と言い切っていた。

 中西勇成(18)=境川=は熊本の文徳高の相撲部で活躍。境川部屋の門を叩いた。わんぱく相撲には小学校4年から出場。5年生の時に納谷に負けてベスト16に終わった。昨年の国体の団体決勝でも納谷に負けて悔し涙を流した。「今度こそ」の気持ちでの角界入りでもある。

 中島誠(18)=玉ノ井=は宮崎日大高のレスリング部出身で120キロ級の選手として活躍した。父が米国人で彫りの深いマスクに注目が集まっていた。田中壮太(22)=九重=は札幌大のアメリカンフットボール部出身。ポジションはC(センター)とNT(ノーズタックル)で176センチ、155キロの体は迫力がある。「師匠(九重親方=元大関・千代大海)のような力士になりたい」と言い切っていた。

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