白鵬、215キロ逸ノ城と73秒「重かった~」

スポーツ報知
立ち合いで逸ノ城の左まわしを取りに行く白鵬(右)

◆大相撲初場所2日目 ○白鵬(寄り切り)逸ノ城●(15日・両国国技館)

 4場所連続休場からの復活を目指す横綱・稀勢の里が初白星を挙げた。昨年初場所後の横綱昇進以降4連敗中だった初日とは対照的に、2日目は全勝。先場所敗れていた東前頭筆頭・北勝富士を押し出し、綱で初の連敗発進なら皆勤すら危ぶまれた逆境をはね返した。同じく4場所連続休場明けで進退が懸かる横綱・鶴竜は、万全の相撲で2連勝。横綱・白鵬、豪栄道と高安の両大関も勝ち、3横綱2大関は安泰だった。

 逸ノ城を寄り切って2連勝。先場所から9キロ増で幕内最重量215キロの巨体を受け、73秒に及んだ熱戦を制して全身は真っ赤に。「重かったね」と安堵(あんど)の表情を見せた。批判を受けた立ち合いでの張り差し、かち上げは使わず右肩から当たって、「同じ相四つだから踏み込めば取れる」と左前まわしをつかみ、「力を出させないようにした」。初日の朝稽古で痛めた古傷の右足親指については、「日に日に(回復している)という感じ」と語った。

スポーツ

×