大鵬の孫・納谷「ピシッ」祖父の化粧まわしで出世披露

スポーツ報知
土俵上で新序出世披露を行った納谷(前列右)と豊昇龍(前列左=カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲初場所7日目(20日・両国国技館)

 日本相撲協会は21日、初場所の新序出世9人と再出世5人を発表。昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で元関脇・貴闘力(50)の三男・納谷(17)=大嶽=は祖父が横綱に昇進する1961年まで使用していた紫色の化粧まわしで出世披露に臨み、館内から浴びた大声援の中には「大鵬」というかけ声も飛び交った。

 「すごくうれしい。背筋がピシッと伸びるような感じです」。今月19日は祖父の命日で東京・清澄の祖母・芳子さんの自宅で法要が営まれ「しっかり前相撲に勝って番付に載ることができました」と報告したという。化粧まわしは北海道の炭鉱事業を支えた「北海道炭礦汽船」から贈呈されたもので、納谷家に1本だけ保存されていた。序ノ口デビューとなる来場所に向けては「しっかり自分の相撲を取れば負けないと思います」と自信を見せていた。(今関 達巳)

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