“ひねり王子”炎鵬、3勝目「一番一番が大事になる」

スポーツ報知
若元春を下手ひねりで破った炎鵬(左)

 大相撲初場所10日目が東京・両国国技館で行われ、角界の“ひねり王子”の愛称を持つ東幕下6枚目・炎鵬(23)が、ついに代名詞の「下手ひねり」で白星を挙げた。

 西同6枚目・若元春(荒汐)に頭をつけてから、深く差した左手を渾身(こんしん)の力でひねり、相手を土俵に転がした。「久しぶりに出た。決まって気持ちいい」と白星先行ともなる3勝目に声を弾ませた。

 横綱・白鵬(32)=宮城野=がスカウトして昨年春場所で初土俵。白鵬も同席した入門会見で、得意技は下手ひねりと宣言。横で聞いていた大横綱は「よし、ひねり王子でいこう!」と即座に愛称を決めた。

 「横綱からは2年で関取になれと言われています」という注目株は今場所の残り2番を勝って5勝を挙げれば新十両の可能性も残っている。「これから一番一番が大事になる」と気合を入れ直していた。

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