照強、十両復帰を確実に 炎鵬を小手投げで破り勝ち越し

スポーツ報知
照強

 大相撲初場所11日目が24日に東京・両国国技館で行われ、今場所十両から西幕下筆頭に陥落していた照強(23)=伊勢ケ浜=が、東同6枚目・炎鵬(23)=宮城野=を小手投げで下して勝ち越し。春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)での十両復帰を確実にした。

 土俵際での投げの打ち合い。相手は右手をついたが照強は頭から落ちて勝利を奪った。同じ169センチの小兵対決。「負けられないっすよ。小さい相手は嫌いだけど“大きな”相撲をとった」と強引な投げ技で価値ある白星を拾った。

 昨年初場所から1年間務めた十両から落ちて迎えた今場所。勝ち越せば復帰が見える番付は逆に重圧にもなっていた。「今までにない状況。俺は幕下優勝して上がっているからね。地元に関取で帰れそう」。兵庫・淡路島出身。凱旋(がいせん)を果たせて満足そうな表情だった。

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