栃ノ心、初優勝!平成以降の平幕は9人目、春日野部屋出身は46年ぶり

スポーツ報知
松鳳山を寄り切りで下し、優勝を決めた栃ノ心(左)

◆大相撲初場所14日目(27日・両国国技館)

 西前頭3枚目・栃ノ心(30)=春日野=が東前頭9枚目・松鳳山(33)=二所ノ関=を下し、初優勝した。

 平幕の優勝は12年夏場所の旭天鵬以来6年ぶり、平成以降では9人目。14日目は01年秋場所の琴光喜以来17年ぶりの快挙。

 春日野部屋の力士としては、72年初場所の初代・栃東以来46年ぶりの優勝で、出羽海一門では16年秋場場所の豪栄道以来となる。

 欧州出身力士の優勝は12年初場所の把瑠都以来6年ぶりで、把瑠都、琴欧洲(現鳴戸親方)に次いで3人目。外国出身では13人目で米国、モンゴル、ブルガリア、エストニアに続き、ジョージアでは初となる。

 優勝インタビューで栃ノ心は「最高にうれしい。信じられない」と喜びを語り「勝てば優勝というのを考えると緊張するから、考えないようにして自分の相撲を取ることだけ考えていました」と話した。「

 ◆栃ノ心 剛史(とちのしん・つよし) 本名、レバニ・ゴルカゼ。1987年10月13日、ジョージア・ムツヘタ生まれ。30歳。家族はニノ夫人と長女・アナスタシアちゃん。父・ザザさん、母・ヌヌさん。弟・ラシャさん。初土俵は06年春、08年夏に新入幕、最高位は関脇(16年・名古屋)。得意とするのは右四つ、つり出し。握力は左右とも90キロでリンゴを握り潰せるほどの怪力。酒好きとしても知られ、元小結・黒海、十両・臥牙丸ら10人で66リットルを飲んだことも。場所中はウォッカを禁酒中。

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