炎鵬、「うれしいけど信じられない」所要6場所史上1位タイ新十両昇進

スポーツ報知
新十両に昇進する炎鵬はテレビカメラに向かって手のひらを見せる

 日本相撲協会は31日、東京・両国国技館内で春場所(3月11日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、東幕下6枚目・炎鵬(えんほう、23)=宮城野=の新十両昇進を決めた。昨年春場所の初土俵から所要6場所での十両昇進は板井、土佐豊、常幸龍と並ぶ史上1位タイ。

 「うれしいけど信じられない。本来なら上がれる成績じゃない。ドキドキしていました」。初場所は4勝3敗。通常なら幕下の最上位までの躍進が精いっぱいだが、今回は十両下位に大きく負け越した力士が続出したために昇進が実現。「こんなに早く上がれるとは思っていなかった」と千秋楽の28日に初めて結ったちょんまげ姿とともに、初々しさ満点の会見となった。

 石川・金沢学院大から昨年春場所でデビューし、横綱・白鵬にスカウトされて角界入り。「いま思うと運命としか思えない」と大横綱の導きに感謝した。体重は93キロで、2011年秋場所の隆の山(98キロ)以来となる体重100キロ未満の関取誕生となった。

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