元関脇・朝赤龍が断髪式「1人1人の思い出がね、浮かんできた」

スポーツ報知
錦島親方(右)は師匠の高砂親方に止めばさみを入れられる

 昨年夏場所前に引退したモンゴル出身の元関脇・朝赤龍の錦島親方(36)=高砂=の断髪式が4日、両国国技館で行われた。八角理事長(元横綱・北勝海)、横綱・白鵬(宮城野)ら約250人がはさみを入れ、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)が止めばさみを入れた。

 2000年初場所の初土俵から18年間も連れ添ったまげに別れを告げた。「入門前は丸刈りだったので、(どんな髪形になるか)楽しみです。はさみを入れて頂いた方と1人1人の思い出がね、浮かんできた」としみじみ。高砂親方が止めばさみを入れた瞬間に、「入門したときに親方にあいさつしたことが一瞬、よみがえった」という。

 断髪を終えて土俵から降りようとすると、9歳の長女・ノムーンちゃんが手紙を読み上げるサプライズ。「(力士は)怖い顔をしている人がいるけど、お父さんはかわいい顔をしていた」という一文に場内は和やかな雰囲気に。「何が始まるんだろうと思った。でも上手に読んでくれて良かったです」と粋な演出に感謝していた。

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